らんちゅうに普段与えている餌をご紹介します
現在らんちゅうに与えている餌や過去に使用していた餌を掲載してみました。以下のような餌を季節、水温、らんちゅうの状態にあわせてあげています。
◆人工飼料◆
《咲ひかり金魚》
生菌剤ひかり菌を生きたまま配合した金魚専用の飼料です。当歳魚には稚魚用を赤虫を食べられるくらいの大きさから与え、秋ごろから色揚用を併用。2歳以上には育成用と色揚用を併用しています。いずれも水の汚れも比較的少なく消化不良も起こしにくいようです。現在は人口飼料のメインとして使っています。
成分表
粗たんぱく質 |
粗脂肪 |
粗繊維 |
水 分 |
粗灰分 |
り ん |
45%以上 |
5.0%以上 |
3.0%以下 |
10%以下 |
20%以下 |
1.8%以下 |
《花咲(はなえみ)》
金魚用に開発された飼料。消化吸収が良く栄養が無駄なく体内に吸収されるせいか、良く太ります。低蛋白なので水温が低いときでも消化不良を起こしにくく、安心して与えられます。肉瘤促進効果は無いようです。
成分表
粗たんぱく質 |
粗脂肪 |
粗繊維 |
粗灰分 |
30% |
5,5% |
20% |
7% |

《ミニペット胚芽》
小麦胚芽ベースで消化吸収が良いため冬眠明けの餌付けの時、水温が低い時や不安定な時、購入直後の魚が落ち着くまでの間、ちょっと調子の悪そうな時などに与えています。浮上性のためらんちゅう達はちょっと食べにくそうです。上の花咲と同じような感覚で使っています。
成分表
粗たんぱく質 |
粗脂肪 |
粗繊維 |
水 分 |
粗灰分 |
32%以上 |
4%以上 |
5%以下 |
10%以下 |
12%以下 |
《ランチュウベビーゴールド》
高蛋白のらんちゅうの肉瘤を発達させるのに適した飼料。水温がある程度高く安定しているときに与えないと消化不良を起こすことがあるので注意しています。、午後あまり遅い時間には控えています。こちらは沈下性なのでらんちゅう達も食べやすそうです。
成分表
粗たんぱく質 |
粗脂肪 |
粗繊維 |
水 分 |
粗灰分 |
46%以上 |
6%以上 |
5%以下 |
10%以下 |
12%以下 |
《メディースーパーゴールド》
病気の感染を防御する成分、ラクトフェリンやトルラ酵母を含む健康管理フード。あまり薬を使いたくないので、少しでも魚に病気に対する抵抗力がつけばいいと思って与えています。
成分表
粗たんぱく質 |
粗脂肪 |
粗繊維 |
水 分 |
粗灰分 |
40%以上 |
4.5%以上 |
4%以下 |
10%以下 |
12%以下 |
《おとひめ》
高蛋白、DHA、りん脂質を豊富に含んだ海産種苗用飼料。毛仔用から成魚用までサイズも豊富なので成長に伴って無理なくサイズを上げられます。
成分表
粗たんぱく質 |
粗脂肪 |
粗繊維 |
粗灰分 |
カルシウム |
リン |
50% |
10% |
3% |
16% |
2.3% |
1.5% |
《紅玉(こうぎょく)》
高蛋白、低脂肪の肉瘤促進、育成用飼料。酵母、ガーリック粉末、甘草末などを含有。
成分表
粗たんぱく質 |
粗脂肪 |
粗繊維 |
粗灰分 |
55% |
4% |
1% |
12% |
◆冷凍飼料◆
《冷凍赤虫》
低水温期から高水温期まで餌を与える期間は、常に使っています。水分量が多く柔らかいせいか乾燥飼料よりも喜んで食べて消化不良も少ないようです。新鮮な状態で与えられるようにして、白っぽく冷凍焼けになっているような部分は与えないようにしています。板チョコタイプなので量の調節もしやすいです。
《冷凍みじんこ・ブラインシュリンプ》
冷凍赤虫同様の板チョコタイプ。赤虫をまだ食べられない位の大きさの黒仔などに与えています。成長に合わせてブライン→みじんこ→赤虫と変更して魚の口の大きさに合わせて無理なく食べられるようにしています。冷凍のブラインシュリンプを用意しておくと何かのトラブルで生のブラインシュリンプが孵化しなかったときに代用できて便利です。又冷凍飼料は冷凍やけなどしないように保存状態に注意し、新鮮なものを与えるようにしています。
◆生き餌◆

ブラインシュリンプ
主な生き餌として赤虫、みじんこ、ブラインシュリンプ等ありますが、現在は孵化した稚魚にブラインシュリンプを与える以外は人口飼料と冷凍飼料でまかなっています。

◆与え方◆
上記のような人口飼料、冷凍飼料、生き餌を水温、らんちゅうの状態を観察しながら低水温のときは消化の良い胚芽入り飼料や赤虫、水温が上がるにしたがって肉瘤増強、色揚げに効果的な高蛋白の餌、赤虫等を組み合わせて与えています。フードタイマーも使っていますが、フードタイマーは補助的に冷凍赤虫等と上手に組み合わせています。